内郷線沿線

UCHIGO LINE

内郷の炭鉱のメインストリート 宮町・内町・綴町を結ぶ内郷線沿線

磐城炭礦(株)は明治32年(1899年)11月に内郷村大字宮字峰根にあった内郷斜坑から綴駅まで2.9kmの専用鉄道内郷線を敷設しました。
また、住吉一坑の周辺には内郷磺選炭場と水中貯炭場などの当時の建造物がまだ残っています。
当時のにぎわいの跡をご案内します。

  • 産業遺跡

    跨線橋建設記念碑

    鉄道開通に伴い、綴駅(現在の内郷駅)が開設されたが、東側にしか改札口が設けられなかったため、駅西側に住む宮、内町、高坂方面の人々は大きく迂回して駅を利用しなければならず、不便をかこっていた。これを解消するため元内郷村長樫村好度、磐城炭礦㈱が発起人となり、大正11年(1922年)4月1日に落成した。これを記念して昭和8年(1933年)10月に建立したものである。

  • 産業遺跡

    磐城炭礦㈱創始者 浅野総一郎 浅野頌徳記念館跡

    浅野総一郎は嘉永元年(1848年)富山県氷見市薮田村に生まれ、慶応2年(1886年)柏崎と新潟に浅野商店を興し事業展開をする。その後明治8年(1875)横浜寿町に移り住み石炭商を始める。灰混ざりのコークスをセメント製造の燃料として使用することに着目し、やがて九州炭よりもっと近い石炭の産地がないものかと思案していたところから常磐炭田進出となる。これがやがて磐城の炭業界に初めて中央の大手資本が導入されるきっかけとなる。
    昭和9年(1934年)に83歳で永眠した浅野総一郎をたたえ、昭和5年(1934年)磐城炭礦株式会社創始の偉業と感謝追悼の心を永遠に記念する為、浅野頌徳記念館を造ることになる。

  • その他見どころ

    内町公園(旧内郷山神社)

    常磐炭礦(株)は、内郷地内の峰根、町田の山神社を合祀、新社は内町に昭和26年(1951年)12月完成、春の祭典は盛大に開催された。
    しかし、坑口の集約によって内郷磺の各坑を閉山とし、山神社も湯本礦山神社に合祀され、跡地は市の内町公園となっている。

  • 神社・寺

    清光院

    享禄2年(1529年)北郷領主小川刑部大輔が開基。
    本尊仏は阿弥陀如来、什宝として寛永2年(1625年)の殿鐘、元禄10年(1697年)の銅鑼、涅槃図一幅(年代不詳)があり、状態よく保存されている。

  • 産業遺跡

    常磐炭磺内郷磺選炭場と水中貯炭場・石炭積込場(万石)

    磐城炭礦㈱が高坂坑で採炭を始めたのは大正6年(1917年)であったが、石炭産業の斜陽化による合理化の一環でとして行われた坑口集約で、昭和40年(1965年)閉山となった。
    現在は選炭場上家の一部と水中貯炭場・石炭積込場(万石)が残っている。

  • 産業遺跡

    住吉一坑の坑口と扇風機の上家

    磐城炭礦㈱が住吉で石炭の採掘を始めたのは大正6年(1917年)、閉山は昭和40年(1965年)であった。
    向かって左側は本卸(炭車用)、右側は連卸(人車用)であった。その上部に坑内の空気用の扇風機の上家が位置していた。

  • その他見どころ

    金坂銀座通り

    昭和30年(1955年)頃の金坂銀座通り。石炭産業が繁栄し、周辺の商店街では狭い道路に買い物をする人たちが沢山往来していた。
    金坂商店街主催の売り出しセールには、東京から大物歌手による歌謡ショーが浅野記念館で開催された。

  • その他見どころ

    いわき回転櫓盆踊り(金坂グラウンド)

    盆踊りは炭鉱生活を慰安するため、金坂グラウンド、現在の内郷二中校庭にて昭和23年(1948年)から開始された。
    昭和27年(1952年)には回転式の櫓が取り入れられた。
    常磐炭礦内郷礦が縮少されたことから昭和34年(1959年)から場所を内郷駅前に移し、現在も内郷の夏の風物詩として引き継がれている。

  • その他見どころ

    旧常磐炭礦金坂グラウンド

    常磐炭礦(株)の前身である磐城炭礦(株)が昭和時代初期に建設したグラウンド。
    写真の中央を専用鉄道が通る。写真右側は金坂銀座などの商店街。炭鉱が華やかなりし頃は、内郷礦の各坑が集まって運動会が開催された。

  • 産業遺跡

    50mプール(金坂グラウンド)

    磐城炭礦㈱では厚生施設の整備の一環としてグラウンド、プールなどがいずれも昭和時代初期に整備された。
    宮の高台に設置されたプールでは、会社の体育会に水泳部が設けられ、定期的に炭鉱住宅別の大会が行われていた。
    丘陵地に設置されたため、観衆の一部は斜面で応援していた。

  • 産業遺跡

    資材運搬用電車線の橋台

    専用鉄道の北側にある橋台のうち狭い方が電車線の橋台で、電車線は資材などを運搬し、従業員・家族・一般の人も無料で乗ることができた。
    電車は宮町町田を発し、金坂グラウンド前、金坂、記念館前に停留場があり終点は製作所前であった。

  • 神社・寺

    磐城炭礦㈱内郷礦遭難碑 (瑞芳寺境内)

    明治40年(1907年)9月28日夜半、磐城炭礦第一斜坑(峰根地内)で出火、必死の救出消火活動も及ばず、13名の尊い犠牲者を出す惨事となった。翌年一周忌命日開眼法要が厳粛のうちに挙行された。

  • 産業遺跡

    町田坑の石炭積込場(万石)跡

    磐城炭礦町田坑の石炭を貨車に積み込むために造られた、全体がコンクリート製のもので、当時の形体を残しており、いわき市内では他に見られない貴重なものであった。
    今は取り壊されて施設の一部のみが残っている。

  • 産業遺跡

    竹ノ内銀座通り跡

    昔から城下町が栄えたように、大ヤマのお膝元も反映した。町田坑から宮川を渡って峰根方面に行く、鉄道の両側に面した商店の軒並みを、竹ノ内という地名を取って竹ノ内銀座通りと呼んだ。特に、会計(給料支給)の日ともなると、露天商が辻や道端で店を広げた。会計が始まると賑やかな人通りとなり、さながら祭りか、市の日を見るようであったという。この奥にも多くの炭礦があり、長屋や飯場もあり、勤める人や一般の往来も多く、専用鉄道上が歩き道となっていた。

  • 産業遺跡

    石炭積込場(万石)の基礎(宮町峰根)

    石炭を貨物列車に積み込むため、専用鉄道脇に造られた石炭積込場(万石)の基礎。
    木製部分は撤収され、赤レンガとコンクリート製のものが左右に残っている。

  • 産業遺跡

    磐城炭礦㈱内郷礦第三斜坑の坑口

    磐城炭礦㈱が大正4年(1915年)11月採炭を始めた坑口。昭和18年(1943年)2月に、戸部炭礦㈱に委譲され使用された。
    昭和41年(1966年)閉山。坑口は閉鎖され、銘石ははずされ石炭・化石館に展示されている。

  • その他見どころ

    鍵金(かんかね)の山道

    阿弥陀堂裏山から宮方面に抜ける細い道を「かんかね」と呼んだ。その名のいわれには、昔この山道を通って白水に入ってくる不法者の侵入を防ぐため、関所に柵を設けその門戸には大きな鍵の金具を取り付けてあったことから、何時しか「かんかね」と呼ばれた風説がある。

  • その他見どころ

    炭鉱住宅

    炭鉱で働く男たちや家族たちの多くは炭鉱が建設した住宅に住んだ。
    一人でも多くの屈強な男たちを集めるためには、地元だけでなく遠くからの移住者も必要となった。これらの多くの人々が炭鉱で働いてもらうためには、住居の確保は必要な要素であった。最初の住居は一棟の建物を棟を中心にして仕切った棟割長屋で、その格好から「ハモニカ長屋」と呼ばれた。
    戦後の昭和22年(1947年)、傾斜生産方式で石炭産業が国の保護を受けるようになると、国の支援を受け住宅の改良計画が進められた。かつての棟割長屋は姿を消し改良された炭鉱住宅へと変わった。
    職員用の炭鉱住宅は一戸建てが多く、階級が上がるにつれて、住居待遇が良くなった。

  • その他見どころ

    炭鉱住宅 宮町

    元々は棟を真ん中にして背中合わせ状に部屋が仕切られていた。戦後、改良されたが珍しく残った。
    部屋の造りがちょうどハーモニカの形に似ていたので、ハモニカ長屋とも呼ばれた。

  • その他見どころ

    炭鉱住宅 内町の西区・前田区

    内郷山神社付近からの写真、左方が綴駅や内郷市街地、中央が常磐製作所、右方が白水、湯の岳の稜線が見えるこの一帯はもとは農家の水田であった。
    子供たちは畦道を通って内町小学校に通学した。

  • おみやげ

    帽子カフェ UKIYO

    店内には大人用から子供用までのおしゃれな帽子がたくさん置かれ、見ているだけでもわくわくさせられる。
    カフェスペースでは、手作りケーキなどのスイーツやドリンクを味わいながら帽子を眺め、まったり過ごすことができる。
    0246‐27‐6353
    http://ukiyoboushi.net/
    営業時間:(通常)11:00~19:00
    定休日:木曜日+不定休

  • 食事

    お食事処せいの食堂

    創業40年!「安心で安全な素材にこだわり続けている」と語るご主人は、とても明るく気さくで、お客様との交流も大切にしている。ご主人が笑顔で迎えてくれ、まるで自分の家のようにとても馴染みやすい店。
    女性に人気の「広東麺」はスープにとろみがあり、野菜が沢山入っていてボリューム満点。麺は太麺・細麺から選べる。
    「定食や麺類を注文の方に何かもう一品」と、豊富なサイドメニューが特徴。俺の胃を満たしてくれ!という方にオススメ。昼はサービスランチもあり。
    0246‐26‐2552
    営業時間:(通常)10:30~14:00
    定休日:不定休

  • 食事

    とりや食堂

    赤と黒の暖簾がひときわ目を引くお店。
    炭鉱が栄えた頃は金坂銀座と呼ばれたこの地で、家族仲良く先代の味を守り続けて70年。
    「いつか“内郷のラーメン”と呼ばれたい。」とオーナーは話す。
    いわき市内郷内町金坂153
    0246-26-2731
    営業時間:(通常)10:30~19:30
    定休日:不定休

  • その他見どころ

    高野花見山

    ソフトクリームを片手に3万坪の敷地を散策。180種の草木を四季折々楽しむことができる。
    一番のオススメは花と湯の岳のロケーション。ハンカチの木が見事。
    0246-27-2537
    営業時間:4月~7月、9月:9:00~17:00、10月・11月・3月:9:00~16:00
    定休日:不定休(悪天候日、8月、12月~2月)

  • その他見どころ

    高野鉱泉入の元湯

    無臭で無色透明の湯は、PH値が高く肌がツルツルになり湯冷めしない。
    また、合掌造りの建物では囲炉裏を囲んで「お狩場焼き」が楽しめる。とり肉・川魚・野菜・揚げ物等を自分で焼いて頂くのは趣があり家族でも楽しめる。日本の古民家でジャパニーズBBQはいかが?
    0246-27-3939
    日帰り入浴時間:13:00~19:00
    お狩場焼き:昼・夜可能(ただし予約のみ)

※お越しの際には公共交通機関のご利用をお願いいたします。
※ルート内で歩きながらのスマートフォン等の使用はご遠慮いただきますようお願いいたします。