好間炭礦専用鉄道沿線

YOSHIMA TANKO LINE

隣町の古河好間炭礦と内郷駅を結ぶ 好間炭礦専用鉄道沿線

好間炭礦(株)は明治41年(1908年)5月に好間村大字北好間字堂田から綴駅に向けて5.56kmの好間炭礦専用鉄道を敷設しました。
この沿線には、常磐炭田の中で炭鉱遺構が最も原型に近い姿で残っています。

  • 産業遺跡

    内郷ニュータウン (専用鉄道引込線跡)

    石炭最盛期の常磐線綴駅(今の内郷駅)は近郊の炭鉱からの専用鉄道が集中する石炭輸送の重要拠点駅であった。
    内郷地区の各炭鉱や古河好間炭礦から運び込まれる大量の石炭満載の貨車を効率的に運用するための側線が幾重にも敷かれ、横長の広大な敷地を有していた。
    閉山後石炭の輸送は途絶えて、使用されなくなった側線スペースは平成時代初期に内郷ニュータウンとして再開発、駅に間近な住宅地として活用されている。

  • 産業遺跡

    内郷一中(旧住吉本坑跡)

    住吉本坑は磐城炭礦㈱が大正11年(1922年)に高坂坑として開坑。本卸・連卸二つの坑口は当時常磐炭田随一、主力坑としての威厳を備えていた。
    昭和11年(1936年)の坑口再編に伴い近隣の住吉神社にあやかり住吉本坑と改称して出炭するも、昭和29年(1954年)に採掘を中止、跡地は傾斜地で思うような敷地が取れない内郷一中の移転先となった。
    校庭西側には住吉本坑本卸の基礎が残り、近くには石炭の木メタセコイヤの大木がそびえる。

  • 産業遺跡

    住吉坑ズリ山跡

    住吉坑ズリ山は秀麗な三角形を備え常磐炭田では名実とも随一とされ、内郷高坂の梨畑が連なる山並みを越えてそびえたっていた。
    住吉本坑、一坑、二坑から出るズリを積み重ねた山の高さは約100メートル、青空を鋭角に切り裂く人工の山は綴坑ズリ山と共に内郷を代表するランドマークであった。
    映画や画家の絵にも多く登場し、万人の思いがこもるズリ山であったが、閉山後削られて今は高坂団地の一部をなす。

  • 産業遺跡

    高坂団地

    炭鉱閉山後の地域経済の悪化から脱却するため、内郷市(現いわき市)が施策として推進したベッドタウンづくり事業の一環で造成された住宅団地。
    候補地に高坂町の38.1haの丘陵地を選び、この場所に団地を誘致することを福島県に働きかけた。それを受けて、(財)福島県住宅供給公社が主体となって昭和39年から40年にかけて造成が行われたのが現在の高坂一丁目の住宅団地である。
    その後、昭和41年から住吉坑ズリ山を整地して高坂二丁目の住宅団地が造成された。

  • 産業遺跡

    赤レンガの橋台~赤レンガトンネル

    古河好間炭礦専用鉄道は明治41年(1908年)に開通した。その途中、内郷御台境町を通る線路盛土帯には赤レンガの橋台とトンネルが残る。
    橋台は小さいが強固なレンガが使われており、その先の鬼越第一隧道はこれも見事な赤レンガが使用され、近代化を急ぐ明治の気風を感じさせその威容を誇る。
    更にその先の好間地区にはレール付の鉄橋が残され、全体として石炭運搬用の専用鉄道の面影が強く残る貴重な遺構である。

  • 産業遺跡

    赤レンガ水路

    現存する古河好間炭礦専用鉄道鬼越第一隧道と国道工事により消滅した鬼越第二隧道をつなぐ盛土帯を横断している小川を下流に流すため、赤レンガにより建築されたもので、隧道本体となんら遜色のない威風堂々たる水路トンネルである。
    蒸気機関車の煤煙を浴びることなく赤レンガはその輝きを失わず、小川は赤レンガトンネルを流れ下り、その用をなしている。

  • 産業遺跡

    古河好間炭礦専用鉄道好間川橋梁

    内郷から伸びる古河好間炭礦専用鉄道の隧道をくぐり抜け、2キロメートルほどたどると好間川には好間川橋梁が架かる。
    鋼鉄の橋と堅牢な石造りの橋脚は度重なる好間川の大水に堪え、大量の石炭を運ぶ列車を支え続けてきた。
    炭鉱の閉山により石炭を運ぶ役目は終わったが、現在はいわき市に移管され多くの市民が毎日飲んでいる水道本管を支えている。
    周囲には古河好間炭礦の汽力発電所だった建物もあり、石造りの橋脚のすぐ脇には発電所の取水口の遺構も残る。

  • 産業遺跡

    いわき市総合保健福祉センター (旧貨物ヤード跡)

    かつて内郷地区の常磐線東側には、内郷駅から分離された「いわき貨物駅」が昭和47年(1972年)に建設され、平駅から分離された貨物を取り扱う広大な貨物ヤードが広がっていた。
    やがて貨物の取扱量の減少により「いわき貨物信号場駅」となり、国鉄民営化とともに昭和62年(1987年)に廃止された。
    現在、駅跡には、いわき市総合保健福祉センターなどの建物が建つ。

  • 産業遺跡

    サイクリングロード

    旧貨物ヤードの跡地に整備されたものである。
    内郷駅を起点に全長2.3kmの自転車・歩行者専用道であり、夜間照明も整備されており、市民の健康増進に寄与している。
    常磐線に沿って走ると列車通過時刻により、ひたち号がまさに上り下りで相対するレアな場面が見られるという。

  • 産業遺跡

    炭鉱住宅 高坂御殿 (ヒコーキ長屋)

    内郷高坂町御殿にある常磐炭礦㈱の御殿住宅は高台にあり、湯の岳おろしの強風に長屋全体がガタガタと揺れ、まるでプロペラ飛行機に乗っているようで、誰いうとなく「飛行機長屋」と呼ばれた。
    また、高い所にある御殿住宅の灯が夜間に飛ぶ飛行機の灯に見えた所からそう呼ばれたという説もある。
    ここには平地の倉庫から御殿住宅に物資を運んだ資材輸送巻上げ軌道(斜巻)があり、その巻場の基礎土台が今でも残っている。

  • その他見どころ

    久世原館・番匠地遺跡

    内郷御厩町に久世原館・番匠地遺跡がある。約2000年前の弥生時代中期後半の水田跡が検出。
    東北では宮城県、青森県について3例目。狭い谷を利用した水田跡は全国でも例がない。隣接の久世原館跡からは「磐城郡印」の鋳型が出土。
    昭和60年(1985年)都市計画街路内郷駅平線(現市道内郷平線)の改良工事による発掘調査で、貴重な遺跡であることが証明された。出土した鋳型は粘土を焼いたもので、「磐城郡」の印章と推定される。出土品は市考古資料館に保存されている。

  • 神社・寺

    北郷童堂(わろうどう)観音

    内郷綴町高野作東側山頂にある。別名笑堂(わらいどう)観音とも呼ばれる磐城三十三観音第三番札所であり非常に風景の良い所である。
    大同年間に徳一大師が創建と伝えられる。昭和45年(1970年)焼失したが、翌年には耐火建造物のお堂が再建された。
    各地の信心深き人達が集まり、一夜にてお堂を完成したが、よく調べてみたら天井板を一枚貼り忘れ、その失態で大笑いし立ち去った、と伝えられている。御詠歌は「わらう堂 老をたずねて こうどう寺 わが行く先を 聞くに北郷」

  • 神社・寺

    満蔵寺と尼子地蔵堂

    内郷小島町花輪にあり、浄土宗如来寺の末寺である。
    開山は良達上人で、明暦元年(1655年)に建立。本尊は阿弥陀如来立像、観音、勢至両菩薩の脇侍を安置する。境内に尼子地蔵堂があり、徳尼御前の守り本尊ともいわれている。お堂は承暦年中(1077~80年)の建立。尊像は御丈3寸で秘仏とされている。
    戊辰戦争では戦場となり砲弾が激しく行き交った。その慰霊碑が山門下に建立されており、歴史を今に伝える。

  • 産業遺跡

    尼子橋と徳尼御前

    浜街道磐城平城下の西の玄関口新川に架かる長い橋で洪水時には通行止めになった。
    洪水で困惑する人びとを救うために徳尼御前が架けたと伝えられる。小島から平へ橋を渡りきった右側に「みちのくの尼子の橋やいねのうへ」(詠みびと知らず)の句碑があり、往時を彷彿とさせる。
    句碑の揮毫は郷土の詩人草野心平であるが立ち止まる人とてなく、今は少し上流の(新)尼子橋に人車は忙しく行き交う。橋の命名は近くの「尼子稲荷」による。

  • 食事

    中華食堂みどりや

    創業57年。初代・みどりや商店、二代目・みどりや食堂として炭鉱時代から営業しており、現在は”中華食堂みどりや”と屋号を変え、横浜で中華とラーメンの修行をした三代目が店を切り盛りしている。
    いわき市内郷高坂町桜井93
    0246-26‐2230
    営業時間:(昼)11:00~15:00、(夜)18:00~22:00
    定休日:水曜日

  • 食事

    ニュー玉半

    この店の人気No.1メニューはかつ丼であるが、どれを食べてもボリュームたっぷりで美味しい。
    長年地元で愛されつづけている名店が、2013年に移転オープン。
    店内は明るく落ち着いた雰囲気になっている。テイクアウトできるのも嬉しい。
    0246‐26‐2559
    http://www.facebook.com/new.tamahan
    営業時間:(昼)11:00~15:00(夜)17:00~20:00
    定休日:不定休

  • 食事

    茉莉花(まつりか)

    開店一周年を迎える、若いシェフが不動産不足の中で見つけた路地裏店。
    本格的中華料理を求め、遠くから来店するファンも多いとか。
    いわき市内郷高坂町大町30‐6
    0246‐38‐7230
    営業時間:(昼)11:00~15:00(夜)17:30~21:00
    定休日:不定休

  • その他見どころ

    四家酒造

    有名な俳優やタレントのファンもいるという「又兵衛」を造る四家酒造店。
    創業は江戸末期の弘化2年(1845年)。創業者である初代又兵衛は、酒好きが高じて自ら酒造りを始めたというユニークな逸話を持つ。
    首都圏を始め全国にファンを持つ「又兵衛」は、珍しく人の名をお酒の名前につけており、「又兵衛」を代表銘柄に、いわきの地酒として地元はもちろん、多くのファンを持つ銘柄に成長した。冬
    でも気候が温暖ないわきでは、仕込みの際の醪(もろみ)の管理が難しいという。限られた時間の中で、細心の注意を払い、質の向上を目指している。
    「山田錦」などを使う「大吟醸」や「吟醸」を除けば、使用しているのはこだわった福島県産の米。辛口から甘口まで多種多様なお酒のラインナップがあるのもこの蔵の特徴だ。

  • おみやげ

    つづらベーカリー

    内郷郵便局のすぐ近くにある、とても明るくほっこりとするお店。
    「焼き立てパンの店」として、手をかけ時間をかけ丁寧に仕上げたパンは売り切れ続出。お店が開いていたらラッキー。
    0246‐26‐9880
    営業時間:(通常)9:00~18:00
    定休日:月・木曜日

  • おみやげ

    コネッション

    季節ごとのタルトが並ぶ店内。タルトのほかにクッキーなどの焼き菓子もあり、天気の良い日はテラスでくつろぐ人の姿もみられる。
    自分へのご褒美に美味しいタルトとコーヒーはいかが。
    0246-38-5277
    http://connexion-cafe.net/
    営業時間:(通常)11:00~19:00
    定休日:不定休

  • おみやげ

    トムテ

    可愛らしい黄色の住宅兼店舗に控えめなトムテの看板。
    お店のドアを開けると気のいい店主夫婦が温かく迎えてくれ、一目で見渡せるショウケースには、丁寧に個包されたパンが並んでいる。
    お店には絶えずお客さんが出入りし、「いらっしゃいませ!」「ありがとうございました!」の声が飛び交う。気持ちよく買い物を楽しめる、また行きたくなるお店。
    いわき市内郷御厩町4‐52‐2
    0246‐27‐1899
    営業時間:(通常)10:00~18:30
    定休日:月・日・祝日

  • おみやげ

    パティスリーグランブルー内郷店

    洋菓子店なのにどら焼きやパンも美味しいので是非立ち寄ってみてほしい。
    もちろんシェフオリジナルのケーキや人気のマカロン、焼き菓子なども豊富に取り揃えているので、必ずお気に入りのスイーツに出会えるはず。
    0246‐26‐7337
    http://www.le-grand-blue.jp/
    営業時間:(平日)9:30~18:30、(土・日・祝日)9:00~18:00
    定休日:不定休

  • 食事

    開花屋いわき総本店

    三重県から始まり全国に展開。いつも美しい花が迎えてくれる、格好良い外観と居心地のとても良い店。女性には特別サービスがあることも?
    素材食材にこだわっており、味噌はいわきオリジナルの味。
    0246‐45‐3151
    営業時間:(通常)11:00~22:30
    定休日:年中無休

  • 食事

    むろこし食堂

    創業55年以上の歴史を持つ「お家の晩ご飯」を味わえる、落ち着いた雰囲気の店。
    「美味しかったよ」の声を励みに家族仲良く料理を作っており、出前も可能。バイクで出前をするオーナーの姿が有名だ。
    0246‐26‐2378
    営業時間:(通常)11:00~20:00
    定休日:日曜日(昼のみ)・祝日

  • 食事

    東風

    創業17年の”元気いっぱいで衛生面に気をつかう”をモットーに経営している店。清潔感のある店内は温かい雰囲気に包まれており、お昼時は常に満席。
    おすすめは「白菜ラーメン」。お客さんの5割は注文するそう。シーフード味であさりの風味がよく引き立っており、飽きのこない味。太いちぢれ麺かつ具だくさんで絶品。勿論白菜にもこだわりが。麺はお好みで細麺に変更することも可能。
    0246‐27‐7272
    営業時間:(通常)11:00~15:00、18:00~20:00
    定休日:水・木曜日

  • おみやげ

    虎屋多幸兵衛

    住宅街の路地裏に佇む白い蔵造りの店構えで、店内にはこれまで紹介されたテレビや新聞などの記事が所狭しと掲示されている。
    店主はこれまで7回の倒産を繰り返し、まさに七転び八起きの人生を歩んできたと言えるが、店主の顔には持ち前のバイタリティーと「やり直しが利く」の想いが刻まれているようだ。
    0246‐26‐8860
    http://oosakatoraya.com/
    営業時間:(通常)10:00~18:00
    定休日:年中無休

  • おみやげ

    パルコ

    ガーデンカフェのような雰囲気を持つお店で、明るく元気な店員さんが商品の説明をしてくれる。店内にイートインスペースあり。
    いわき市内郷御台境町坂下97‐1
    0246‐26‐1177
    営業時間:(通常)10:00~18:00
    定休日:木曜日

  • 食事

    いまのや分店

    住宅街の中にあるのにお昼時はいつも満席になる人気店!スープがなくなり次第閉店になってしまうので気をつけて。
    店内にはアンティークなグラスやレトロなポスターが飾られ、ラーメン店とは思えないほどおしゃれな雰囲気。
    0246‐27‐2188
    営業時間:(通常)11:00~16:00(スープがなくなり次第閉店)
    定休日:水曜日(月1回火曜日)

  • 食事

    中国麺屋万天

    すっきりした店内でいただく横浜仕込みのラーメン。
    オーナーは調味料も自家製にこだわり、基本に忠実。ごまかしは一切しないと言い切る確かな腕を持ち、お客さんの目の前で作ることを大事にしている。
    0246‐26‐2624
    営業時間:(昼)11:00~15:00、(夜)17:00~21:00
    定休日:火曜日

  • 食事

    ぷらたなす

    関西のシェフが御厩でOPENした店舗が小島に移転。
    毎日リーズナブルにコース料理を楽しむことができる。パティシエの奥様が作る食後のデザートも絶品。
    0246‐26‐8008
    営業時間:(通常)11:00~21:00、(ランチタイム)11:00~14:30 ※ランチは平日のみ
    定休日:火曜日

  • 食事

    オールウェイズ菓子店

    メレンゲとアーモンドの焼き菓子「ビスキュイ」が自慢。
    一之矢神社近くの坂の途中にあるお店。店舗入り口は奥にあるため、気づかずに通り過ぎてしまうかも。
    クッキーなどの焼き菓子もあり、ついつい色々と手にしたとしてもお財布にやさしいお値段。夕方に行くと売り切れになる商品もあり、また交通量も多いためご注意を。
    0246-26-0311
    営業時間:(通常)10:00~19:00
    定休日:不定休

※お越しの際には公共交通機関のご利用をお願いいたします。
※ルート内で歩きながらのスマートフォン等の使用はご遠慮いただきますようお願いいたします。